「一人でもだもだすんの嫌や!」
という声と共に引っ張られていった場所には延々とのろける友人の姿。
なるほど…と笑いながらしばらく付き合っていたのだけれど、いつの間にか友人が別の世界にいってしまっていたので戻ってくる間に今度ご飯をご馳走になる約束を取り付けた。
彼は料理が得意らしい。
聞けば城にいる人間のご飯は彼と他二人によって大体は作られているとか。
炊き込みご飯、楽しみだな。
と、その前に手土産を考えなくては。
デザートで食べるには和菓子が良いのだろうが、お膳にデザートまでついていたらと思うと、後日皆で食べていただけるようなもののほうが良い。
今日もお店の宣伝の前で悩んでみるのである。
音作りを得意としている友人に、私もいつか作っていただきたいのだけれど窓口は開いているのかと聞いたら、既に習作を作ってくれていたとのことでとんとん拍子に再生機に入った完成形が手元に送られてきた。
とても嬉しかったのでいそいそと家で再生してみる。
曲を聞いてみて驚いた。
想像していたより穏やかで美しい旋律だった。
こんな風に彼が感じているとは意外だったけれど、同時になにやらくすぐったかった。
しかし、何より私はこの曲がとても好きだ。
置いておくので、是非聞いて欲しい。